尾道市教育委員会が主催する「おのみち立志式」がこのほどしまなみ交流館で開かれました。市内の中学2年生を対象に、これからの人生を逞しく生き抜く自覚と意欲を高めて欲しいと7年前から開かれています。日比崎中学校吹奏楽部の伴奏で君が代を斉唱した後、半田光行教育長が御調出身の彫刻家、円鍔勝三氏が彫刻に対する情熱と勉強熱心さで少しずつ才能を開花させていったことに触れ「自らの志を高く掲げ、夢の実現に向けて自分を励まし明るく元気よく辛抱強く努力を重ねてくれるよう期待する」と呼びかけました。生徒を代表し高西中の生徒会長、三井滉子さんが「自らの心に真正直に、誠実に生きていきます」と誓いの言葉を読み上げました。平谷祐宏市長は「志は野心とは違う。志は世のため人のためという思いであり、野心は私利私欲。野心でなした事柄は一代ではかなく消えていくが、志は必ずそれを受け継いでくれる同志が現れる。家族や地域の人々に感謝し、社会のために行動できる人になって」と激励しました。このあと長江中の奥村美月さん、向島中の力石佳純さん、栗原中の高橋雄哉くん、因島南中の村上直也くん、因北中の西永春香さんの5人が志宣言で決意を述べました。