足立英之 学長は告辞で、「誰かから受けた恩を別の誰かに返していく『ペイ・フォワード』を紹介し、これまで受けた家族の支えや、先生、友人との出会いから受けた恩、これから出会う多くの人たちから受けるであろう親切や厚意を、ペイ･フォワードの気持ちで、多くの人に返していただきたい。そのわが広がっていけば、世界の見知らぬ人同士が互いつながるかも知れません」とはなむけの言葉を贈りました。
卒業生を代表して、芸術文化学部 美術学科の津川奈菜さんは、大学に入ってからぶち当たった「自分の表現」という壁について話し、「四年間で得た答えは『覚悟する』ということ。どんなことが起きてもそのことを受け入れ自由に生きていきたい。これからも考えることをやめず、描くこともやめません。尾道に来てよかった。最後に尾道で出会った全ての方々に感謝します」と謝辞を述べました。

今年度、尾道市立大学卒業生311人のうち、就職希望者数は256人。19日現在で就職内定率は85.5％です。
（内訳：経済情報学科　93.6％、日本文学科　62.2％、美術学科　66.7％）