線は、僕を描く

柿原裕子です。

先週、風邪をひいて少し熱も出て、ちょうど予定も無かったので、こんな時だからと家に5日間もこもってたの。

 

 

 

メイクもせず、部屋着のまま過ごした5日間。。。

 

本来、インドア派の私は家で過ごすのは全く苦じゃなくて、むしろ何をして過ごそうか‥とワクワクしたわ
その、休日の間で一気読みした、

 

「線は、僕を描く」

 

今日、中央図書館のコーナーで紹介した小説です。

 

 

著者は、水墨画家の砥上裕將(とがみひろまさ

 

 

この作品で第59回メフィスト賞(新人賞)を受賞しデビュー。

 

お年寄りの趣味と思われがちな水墨画の魅力を、

小説を通して広い世代に伝えたいという志をもって、作品を書き上げたそう。

 

ウイスキーにジャズ、そして猫を心から愛する方なのだと。

 

 

この物語の主人公は、両親を交通事故で失い、喪失感の中にあった大学生の青山霜介(そうすけ)。
アルバイト先の展覧会場で水墨画の巨匠・篠田湖山(しのだこざん)と出会い、なぜか湖山に気に入られ、その場で内弟子にされてしまう。


はじめての水墨画に戸惑いながらも魅了されていく霜介は、線を描くことで次第に‥

「僕は、線を描く」
ではなく、

 

「線は、僕を描く」

というタイトルも深い意味がある所*♡

 

 

 

一気に読んで、心が温かくなり、そして作者の思惑通り、水墨画に全く興味の無かった私も、

 

「今度、水墨画の展示を観てみたいな〜。。。」
と思ったのでした。

 

 

この作品は、4月7日に発表される、書店員さんが1番売りたい本「本屋大賞」にもノミネートされてるよ。

 

 

啓文社の三島店長が、今回ノミネートされてる10作品は、どれもいい作品だと言われてたから、他も読んでみたいな。

 

ああ、いい本に出会えたわ(*˘︶˘*).。.:*♡

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