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旗手さん、救急搬送35年

尾道市の離島、百島町で救急患者の搬送業務を35年間続けている、百島町福田の旗手正守(はたてまさもり) さん86歳が、社会貢献支援財団の今年度の社会貢献者表彰を受賞、 20日午後、市役所を訪れ平谷祐宏市長から労いの言葉をかけられました。 市健康推進課から業務委託されている旗手さんは、百島で発生、連絡を受けた救急患者を、 自家用の船舶を使い浦崎町や向東町歌で待機する救急車へ海上搬送する業務を1972年から35年間続けています。 妻のミチ子さんが消防局に救急車の手配を要請するなど、夫婦で連携した迅速な対応は、町民から絶大な信頼を得ています。 昨年度は33回出動、今年度も9月までに23人を搬送しており、島内の高齢化や島内に医療機関がないことから、 出動回数は今後ますます増えていく可能性があります。背広姿で市長室を訪れた旗手さんに平谷市長は「35年間本当にお世話になりました」と労いの言葉をかけました。旗手さんは 「思わぬ栄誉を授かりました。責任があるからでしょうか、これまで健康に過ごせてきました。いつ電話が入るかわからないので、 旅行へ行くことも出来ませんでした。やってみようという人が他におられない。いつまで出来るかわかりませんが、 皆さんから続けてほしいといわれる間はがんばっていきたい」と話していました。尾道市消防局では今後、 広島県の防災ヘリコプターの協力を得て、空からの急患搬送を検討していますが、 夜間はヘリが飛べないことから旗手さんの後継者探しも行いながら早急に体制を整えていくことにしています。