尾道が朝ドラ舞台に
- 2010/1/7
- 尾道のニュース
NHK大阪放送局は7日、この秋9月27日にスタートする朝の連続テレビ小説が「てっぱん」に決まったと発表しました。
朝の連続テレビ小説 第83作目となる「てっぱん」は、大阪そして尾道を舞台に、お好み焼き屋を開業することになったヒロインあかりの奮闘を笑いと涙で綴る「鉄板繁盛記」です。
尾道が連続テレビ小説の舞台になるのは、林芙美子原作の「うず潮」(昭和39年)以来のことです。
あらすじ
ヒロイン・村上あかりは18歳。尾道の高校ブラスバンド部でトランペットを担当し、弱小野球部の試合では、演奏を忘れて歓声をあげる熱血応援少女です。
夏が終わり、就職活動を始めた矢先、あかりはひとりの老婦人からトランペットを渡されます。それはあかりの祖母・初音(68)でした。
自分が村上家の養子で、トランペットが実母の形見であることを知ったあかりは、育ての親の後押しをうけて大阪の会社に就職し、初音が営む小さな下宿屋に入ります。
はじめて一緒に暮す孫を、しかし初音は甘やかしません。”いけず”なばあさんとなって下宿の掃除や食事作りにこき使います。でも、初音の小言の中に生活の知恵や人生経験の含蓄が隠されていることに気づいたあかりは、その知恵によって数々のピンチから救われていきます。
ところがあかりの会社が一部閉鎖となって事態は急転。職を失ったあかりは、渋る初音を説き伏せて大阪の庶民の味・鉄板焼き屋を開業します。
尾道の母から受け継いだ広島のお好み焼きと、初音から仕込まれた大阪のお好み焼きを二枚看板に、あかりの店には様々な世代の客が集まるようになっていきます。やがて店を中心に生まれた人の輪は、高齢者と若者、大阪と尾道を結びつけていくのです。