アサリ回復へ 産学官で実証試験

松永湾周辺の漁協などで構成する松永湾水産振興協議会は尾道市、広島大学、中国電力と産学官連携でアサリを中心とした生態系の回復へむけた実証試験を開始します。
17日 午前、尾道市役所で締結式を開きました。

実証試験では東尾道の干潟を候補地として石炭火力発電所から発生する石炭灰を使って作ったHiビーズという粒状の素材を散布。Hiビーズには藻類が付着しやすくアサリのエサ環境を改善するほかエイなどによる食害防止も期待できるということです。
広島湾ではヘドロの堆積、水質が改善して生物が戻るなどの効果が出ています。

尾道市の平谷祐宏・市長は「尾道の豊かな海を取り戻したい」と話していました。

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