文学記念室で麻生路郎特別展

文学フェア実行委員会の麻生路郎特別展示が6日から、東土堂町、文学記念室で始まりました。

麻生路郎は明治21年(1888年)に尾道市十四日町に生まれ、川柳六大家の一人として「川柳雑誌」を創刊。1965年の7月7日に亡くなりました。
文学フェア実行委員会では毎年、命日を中心に特別展示を開催しています。
麻生路郎の遺品や書籍など48点を展示しています。

川柳六大家
岸本水府(きしもとすいふ)、麻生路郎(あそうじろう)・椙元紋太(すぎもともんた)・川上三太郎(かわかみさんたろう)、村田周魚(むらたしゅうぎょ)、前田雀郎(まえだじゃくろう)の6人。句や柳誌をつくり、日本全国を指導して精力的に活動。

麻生路郎は川柳を「川柳とは人間及び、自然の性情を素材とし、その素材の組み合わせによる内容を平原俗語で表現し、人の肺腑を衝く十七音字中心の人間陶冶の詩である」と定義し、自身の川柳観を句はその人の心であり、十七音字はその人の姿であり、リズムはその人の呼吸である(中略) 私にとって川柳することは、単なる趣味ではなくて、人生をいかに生きるかということを知るためである」としました。

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