本通り商店街の尾道商業会議所記念館で29日午後、「生誕110年記念フォーラム・林芙美子の文学と尾道」が開かれました。現在市立美術館で開催されている林芙美子展の関連イベントで、林芙美子自身「放浪記」がベストセラーとなった翌年の昭和6年、井伏鱒二とともに尾道商業会議所で講演会を行ったことがあり、ゆかりのある会場での開催となりました。尾道市出身で元NHK解説員の毛利和雄さんがコーディネーターを務め、同じく元NHKのアナウンサー、青木裕子さんが作品の朗読と進行を担当。パネリストとして、評論家の川本三郎さん、作家の太田治子さん、北九州市立文学館長の今川英子さんが参加しました。フォーラムは平谷祐宏市長の挨拶で開幕。毛利さんが、青山さんによる朗読を挟みながら芙美子の生涯を紹介しました。続いてパネリストの太田治子さんが「林芙美子と愛」と題して講演を行いました。フォーラムは午後4時30分まで行われ、インターネットを使ったライブ中継が市立美術館とおのみち街かど文化館で行われています。
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