浄土寺の工芸品 県の重要文化財に

広島県教育委員会会議が7日(金)開かれ、浄土寺が所蔵する工芸品・金銅火焔宝珠形舎利容器が県の重要文化財(工芸品)に指定されることになりました。

下から台座、輪宝、宝珠からなり、台座は六方隅入りの円形の基壇の上に反花座が載り、その上に独鈷杵が立てられています。独鈷杵の上部は輪宝と宝珠を連結するほぞとなっています。
輪宝は中央部に独鈷杵の先が入るように四角い穴が設けられています。宝珠は蓮華座の上に載り、四方を火焔が囲んでいます。蓮華座は5段で各段8弁の計40弁の蓮弁から成ります。宝珠内部には白色とやや黄色みを帯びた米粒状の舎利が納められています。いずれも水晶製と思われています。宝珠は水晶製でこれ以外は金銅製鍍金が施されています。
広島県重要文化財「浄土寺文書」によると、暦応3年(1340年)、足利尊氏の弟の直義が仏舎利2粒を浄土寺に奉納したことが知られており、この容器の製作時期は南北朝時代と思われ、これがその仏舎利を納めた容器である可能性があるということです。

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