尾道を題材にした絵画作品を全国公募する第15回絵のまち尾道四季展の審査結果が9日発表され、最高賞の尾道賞に広島市西区の鈴木奈緒さんの作品「opening」が選ばれました。今回は北海道から沖縄までの41都道府県の825人から1047点の出品がありました。審査発表では各審査員が今回の印象として、新しい人が増えてきたこと、奇をてらう作品よりじっくり向きあって丁寧に仕上げた心のこもった作品が多かったこと、人物より風景が多く市域も広がったことでこれまで描かれていなかった風景が増えた、などと語りました。尾道市内からの上位入賞は、尾道市議会議長奨励賞に因島田熊町、岡野吉裕さんの作品「暮れゆく島々（芸予諸島）」が選ばれています。

第15回絵のまち尾道四季展　上位入賞7作品（敬称略）

尾道賞（グランプリ）　「opening」 鈴木奈緒（広島市西区）

金賞　「尾の小路」　浅野園子（大阪市淀川区田川北）

銀賞　「御袖天満宮の門」　岡本錦（宇部市則貞）

銀賞　「花火」　久木一男（犬上郡豊郷町高野瀬）

銅賞　「坂～しまなみ」　岡田貞子（町田市下小山田町）

銅賞　「尾道美術教室」　宮下正孝（新潟市秋葉区車場）

銅賞　「西國へ・山門のさくら道」　原田賢治（碧南市上町）