市地域おこし協力隊に、東京から榎本亜矢さん着任
- 2025/7/4
- 尾道のニュース
尾道市では10人目となる地域おこし協力隊の榎本亜矢さん(26)が7月4日、市長室を訪れ平谷祐宏市長に着任の挨拶をしました。
榎本さんは福山市の出身で小学生の時に東京へ引っ越し、大学卒業後、IT企業に就職し営業職に従事していました。
幼いころに訪れた尾道の印象が忘れられず「いつかは尾道で暮らしたい」と思っていたところ、今年2月に旅行で訪れたタイの古都アユタヤで世界遺産の遺跡群が残る街の雰囲気や自然に触れる中で幼いころに感じた尾道のことを思い出し移住を決意。帰国後、地域おこし協力隊の募集を知り応募したということです。
榎本さんは、市教育委員会生涯学習課に所属し、公民館を中心にした生涯学習活動の提案や情報発信など利用者を増やす取り組みなどが主な活動目的で、来年1月にリニューアルオープンする栗原公民館が主な活動拠点になる予定です。
平谷市長は、ゲームなどエンターテイメント産業を取り込んだ若年層の公民館の利用促進を考えてほしいと依頼。所属する市教委の宮本佳宏教育長(写真:左)から辞令が手渡されました。
榎本さんの任期は来年3月31日までで、活動状況を勘案して最長3年を限度に再任する場合があります。
以下、市担当課によるインタビュー
Q 趣味・特技は?
A 旅行とカフェ・雑貨屋巡りです。直近ではタイ(バンコク・アユタヤ)とオーストリア(ウィーン・ザルツブルク)に行ってきました。
Q 地域おこし協力隊としてやりたい活動は?
A 地域の皆様のお力をお借りしながらリペアカフェを開催してみたいと思っています。リペアカフェ自体はオランダで始まったコミュニティなのですが、長い歴史のある尾道と物を長く使うリペアに親和性を感じました。ただ物を修理するのではな
く人と人との交流に繋がる空間にしていきたいです。
※リペアカフェとは、オランダが発祥といわれるボランティアが衣服や家電などさまざまな生活用品を修理する場所でドキュメンタリー映画にもなっている
Q 尾道市の印象は?
A 小さい頃にびんご運動公園やからさわへ行っていたのですが、その時には気持ちいい風が吹くところだなと思っていました。その印象は今も変わらず時間の流れがゆったりとしていて落ち着く場所で、海や山といった自然を身近に感じることがで
きると思っています。
Q 尾道市で(プライベートで)経験してみたいことは?
A イベントに参加したりマルシェに出展したりしてみたいです。手芸が好きで学生時代は無地のT シャツに刺繍して楽しんでいました。今後は本格的にハンドメイドにも挑戦していきたいです。また因島のかるた会の練習に参加したいです。高校生
の時に競技かるた部に所属していたのでまた挑戦してみたいです。
Q 尾道市の皆さんへ一言
A この度ご縁をいただき地域おこし協力隊として活動させていただくことになりました。地域の皆様と協力しながら地域交流の活性化につながるよう精一杯頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。