自転車と防災 cycle 杉谷紗香さん

「自転車生活を楽しく」をテーマにフリーペーパーとWebマガジンを発行するピクニック社 cycle編集部から編集長、杉谷紗香さん(尾道在住)に「防災と自転車」をテーマにお聞きました

(ゲストコーナーの書き起こし 放送日2024年1月25日)


自転車生活を楽しく フリーペーパーcycleの編集長で発行人、杉谷紗香さんにお越しいただきました。

杉谷紗香さん(以下敬称略):よろしくお願いします

季刊紙cycle、節目の 60号が出たところです

杉谷:年4回発行で1月19日に出たばっかりなんですけど、創刊して15年、長いですね。よく考えたら(笑)


表紙は救急自転車?

杉谷:これはカーゴバイクっていう荷物がたくさん積める自転車なんですけど、そのコンセプトモデルで、こういうのがあったらいいなって試しに作られたものです。日本のメーカーが作ってるもので、実際発売されて50台限定で出るっていうことだったんで。荷物が積めるものって機動力もあって役に立つんですけど、まだそこまで普及してないんで、あまり見ることないかと思うんですけど。こういうのが普及したら、車の代わりにいろんなとこで活動できるようになるのですごく便利な自転車なんです

今回の特集は、自転車と防災

杉谷:そうなんです。今年は正月から地震のニュースもありましたけど、去年からずっとやりたいなと思って。今回の号では防災特集ということで、皆さんが自分でできるワークショップを3つ紹介しているんです。今日、そのうちの一つ、実物をスタジオに持ってこさせてもらったんです。防災ボトルっていう、よくある500mLぐらいの透明のボトルに、いろいろ物を入れておくんです。防災アイテムを10個ほど入れといたらどこにでも持って行けて、自転車のかごとか、ボトルケージっていう水のボトル入れとく場所とかに常備していたら、いつ地震が起きても1日避難所で過ごせるぐらいのアイテムがギュッと入ってるんです

これ一つあると安心

杉谷:避難のするためのリュックって結構大きいじゃないですか。そういうものを家に常備しておくことももちろん大事なんですけど、出先でとか自転車乗ってるとき、もし避難しなきゃいけなくなったらと考えたら、自転車にもいつでも置いとけるものがあった方がいいんじゃないかなということで。ペットボトル1本分ぐらいなので。中に入れてるのも、避難所で一晩過ごす想定で500mLのボトルに入るアイテム。小型のものを選んで10個。1つ目が携帯用のミニトイレ。2つ目がアルミのブランケット、毛布みたいに使えるアルミの薄いシートあとは圧縮タオル。4つ目が閉じ込められたときに使うホイッスル、あとは羊羹とかそういう補給食。6つ目がアルコール消毒綿、絆創膏、常備薬。その辺りは病気とかに関わるとこですね。あと現金とビニール袋の10個ですね。自転車のライトは懐中電灯代わりに使うっていう想定です

これは杉谷さんの私物?

杉谷:これ私のマイ防災ボトルです(笑)皆さん自転車乗らない方もカバンの中に一つ持っておいたら、とっさに避難できるので便利かなと思って。SNSで結構話題になって、自転車乗りだったらというので作ってみました

自転車乗りバージョンですね

杉谷:補給食は自転車用のものを入れてます。避難しないとき、例えば怪我したときも使えるので、あると便利かなと思います

100均のボトルでも大丈夫?

杉谷:全然大丈夫。もう使わなくなった水筒でもいいと思うんです。蓋ができて水が中に入らなければ何でもよくて。今回持ってきたのは持ち手がついてるもんなんですけど、雨とか、津波とかで濡れちゃった場合に蓋が開けにくいとかがあるので。上にハンドルが付いてる方がさっと開けれるので、そういうのを準備しました。100均ショップで買えるものがほとんどだったりするので、ぜひ皆さんにやってほしいなと思いますね

中には、いろんな物が!

杉谷:トイレも入ってるんです、この中に。携帯紙トイレ。今避難されてる方も水の問題とかがあって。お手洗いの問題も結構あるのでそういうときに場所に負担をかけずに自分の必要なことができるっていうことで、安心になるかなと思います。その他、cycle最新号にはハザードマップを見ながら走るサイクリングとかの提案、あとボトルを使ってライト、ランタンを作るワークショップも載せてたりとか、知っておいたらいつか絶対役に立つよっていうちょっとしたヒントを載せているので、見かけたらぜひ手に取って、ちょっと勉強がてら試してもらえたら嬉しいなと思います

杉谷さんの息子さんも紙面に

杉谷:そうですね、ヘルメットの特集。春に向けてヘルメット買われる方も多いと思うんで、お店でなかなか買えないときもフィットするためのいろいろなヒントを載せたりしてます。あと、一つ紹介したい記事があって。しまなみ海道に来た人を取材してるものなんですけど。ダルマ自転車っていう前輪がすごく大きい、100年ぐらい前の自転車でしまなみ海道を走られた方がいて。去年10月ぐらいにアメリカから来た冒険家の方と日本に住んでるサポート役の2人が、しまなみ海道走ってすごい楽しかったって話も載せてあります。もしかしたら見かけた人もいるかもなんで、紙面に載ってるんで、よかったらインタビュー読んでみてください。前輪が大人の肩ぐらいまであって。漕ぐと結構速度出るらしいんですよ。これで1500キロ走ったらしくて。日本横断、長崎から横浜まで。当時はこの自転車しかなくて昔の冒険家がそれで走ったのを、もう1回走ってみるっていう。その途中でしまなみ海道にも寄ったらしいです。エリック・ナイトさんとマーク・ケネディさんの2人でした

無料で、読んでると楽しくなります

杉谷:乗ってない人も結構読んでくださってるので、自転車持ってなくても全然ウェルカム。いつでもcycleを読んでもらえたらなと思います。ONOMICHI SHAREさんの中にあるBETTER BICYCLESさん、渡船渡ってすぐの向島の自転車屋、木曽サイクルさん。あと飲食店さんも結構多いです。飲食店さん美容室さんとか、いろんなとこで置いてもらってるんで、ぜひそういうとこに自転車で走ってもらえたらなと思います

杉谷さんは尾道が大好きすぎて大阪から移住してきました

杉谷:大阪と2拠点生活してるんです。今年でもう2拠点辞めて、完全広島オンリーにしようかなと思ってます。いろいろ調整はしてるんですけど、もう尾道最高に遊ぶところがいっぱいあって、今日も向島の海辺のとこで朝ランしてたんですけど、今、自転車寒いんで朝走ってるんです。海辺を走ってるだけですけど中から温まるんで、今もポカポカです。中の体温を温かくしたら末端まで温まるんで。朝走って昼ぐらいもずっと温かいです

また楽しい遊び方をいろいろ教えてもらいたいと思います

杉谷:次は春ぐらいですかね。自転車にいい季節なんで、また自転車の話をいろいろできたらと思います

自転車生活を楽しくフリーペーパーcycleの編集長で発行人、杉谷紗香さんをお迎えしました。ありがとうございました

杉谷:ありがとうございました

 

自転車生活を楽しく cycle https://cycleweb.jp/

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